第36期16回研究会「「平成」の放送の歩みを振り返る」(メディア倫理法制研究部会企画)

「平成」の放送の歩みを振り返る

日 時:2019年4月12日(金) 18:30~

場 所:上智大学 大阪サテライトキャンパス

大阪市北区豊崎 3-12-8

問題提起者:音好宏(上智大学メディア・ジャーナリズム研究所長・教授)

討論者・司会:影山貴彦(同志社女子大学メディア創造学科教授)

趣 旨:

平成の30年間、放送はメディア環境の劇的な変化の中を歩んできた。その前半は衛星放送の伸長、ケーブルテレビの普及、相次ぐローカル民放の開局と、バブル期経済と轍を一つにするがごとく、坂道を登り続けてきた。一方、後半はデジタルの時代。これは単なる「放送のデジタル化」ではなく、インターネット、スマートフォンの普及による「世の中全体のデジタル化」の中で、“融合”、“連携”が議論され、「テレビ離れ」が指摘される中、放送は必死にそのステイタス確保の途を探ってきた。

他方、放送の中身、その報道・制作の姿勢については、「テレビ朝日椿発言」「オウム事件」「あるある問題」に集約的に表されるように絶えず厳しく問われてきた。また多くの自然災害にどう向き合うか、ネット世界での「フェイクニュース」の横行や「自分の興味のあるものだけ情報が集まるメディア環境の中で、放送の果たすべき役割が改めて問われている。

研究会では、平成の放送におけるこれらの諸点を振り返りながら、新たなメディアの環境の中で、放送がどのような道を歩んでいくべきか、変わらなければいけないところは何か、守っていかなければならない点は何なのかを多角的に論じていきたい。

なお、今回の研究会は、上智大学メディア・ジャーナリズム研究所「関西メディア・ジャーナリズム研究会」との共同開催とするため、参加希望者の事前登録制とします。希望者は、4月9日(火)までに毎日放送・長井展光 n-nagai@mbs.co.jp までメールでお申し込みください。また会場では弁当を用意しています。弁当代として1,000円を当日ご持参ください。(不要の方はお申込み時にメールにその旨、明記してください)