10月26日(土)に完全オンラインで開催された2024年秋季大会は、約280名の方々にご参加いただき、大きな問題もなく成功裡に終了しました。今回から新たなオンラインシステムを導入しましたが、いかがだったでしょうか。大会開催にご尽力いただいた、関係者のみなさま、登壇して報告や議論を展開してくださったみなさまに、あらためてお礼申し上げます。どうもありがとうございました。
春季大会(成蹊大学)は対面で開催され、知識の伝達だけではなく、さまざまな出会いや偶然の交流を生み出しました。秋季大会はインターネット環境さえあれば、誰もがどこからもアクセスできる便利さと、人の話をじっくり聞く傾聴の機会をもたらしました。去る土曜日のシンポジウムでも、台湾、シンガポール、マレーシア、日本の登壇者がごく自然にオンライン空間で対話を重ねていましたが、これは5年前には考えられないことでした。
本学会は、日本学術会議の社会学系学術団体で日本社会学会、日本社会福祉学会に次ぐ3番目の会員数を誇ります。しかも大会を年2回開催する学会はめずらしいようです。私たちは春秋の大会を対面とオンラインそれぞれのメディア特性を活かして開催していくことが、理事や各種委員会や部会関係者を疲弊させることなく、持続的に学会運営を進める上で適切だと考えています。
第39期理事会は、春の総会で話題としたいくつかの改革に取り組みつつあります。引き続き、どうかご支援いただきますようお願い申し上げます。
寒暖の差が激しいこのころですが、どうかご自愛くださいますようお願い申し上げます。
日本メディア学会第39期会長
水越伸